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安全対策基礎データ 2 「査証、出入国審査等」

 (手続きや規則に関する最新の情報については,駐日タイ大使館(03-3222-4101)や在大阪タイ総領事館(06-6262-9226)等に確認してください。)

1 観光目的で,タイから出国するための予約済み航空券を所持し,また,滞在期間中の資金を十分に所持していれば,通常,無査証(ビザなし)で入国(30日間の滞在許可)でが認められます。旅行資金については,通常の場合,特別な検査があるわけではありませんが,例えば出入国を継続的に繰り返していたり,滞在目的を偽って申告していると判断されたりする場合は,検査を受けることもあるようです。なお,無査証入国の場合は,原則として滞在期間の延長はできません。
 30日以上の滞在を希望する場合及び観光以外の目的でタイに入国しようとする場合は,入国前に滞在目的に合致した査証を,在日タイ大使館等で取得する必要があります。
 入国手続が終わり,パスポートを受け取った際には,記載漏れ・誤記・入国印の有無等を確認してください(例:60日のツーリストビザを取得していたが,入国審査官が無査証と勘違いして30日の滞在許可しか出さなかった場合,その場で確認して訂正を受けておかないと,後日訂正を求めても受け付けてもらえません。)。

【無査証で入国される方へ】
 2014年4月現在,無査証で入国する外国人に対しては,空路,陸路とも1回30日間までの滞在に限り「査証(ビザ)免除」の基本ルールが適用されます。
 (タイ入管当局は,無査証で入国する外国人(日本人を含む)が,断続的に出入国を繰り返して滞在を続けることを制限するため,2006年10月より,「当初入国日から起算して6か月間に通算90日を超える滞在を認めない。」としてきましたが,2008年11月25日以降,この規定を撤廃しました。)
ただし,断続的な出入国の繰り返しにより長期滞在を行っている外国人については,無査証での入国が認められない場合がありますのでご注意ください。

【長期滞在を予定して(査証を取得して)入国される方へ】
 長期滞在を予定される方は,事前に目的に合致した査証を取得して入国するようにしてください。査証は,日本やタイ周辺国にあるタイ大使館・総領事館で取得することができます。詳細についてはタイ入管当局で確認することか駐日タイ大使館のホームページ(http://www.thaiembassy.jp/rte1/index.php?option=com_content&view=article&id=60:2009-08-24-09-45-58&catid=35:visa&Itemid=152 )等を御参照ください。
 なお,タイ入管当局は,最近,外国人の長期滞在に関し厳格に対応するようになっているので留意してください。例えば,査証を取得して入国し,その後長く滞在を続ける者に対しては,入管当局に対する90日毎の滞在報告(いわゆる90日レポート)を義務づけていますが,これを怠った場合,出国時あるいは滞在期間延長申請時に罰金を科せられるケースも報告されています。

2 タイに入国する場合,「first port arrival」として,タイの第一到着地空港において入国手続きを行い,目的地空港において手荷物の通関手続きを行うことになっています。例えば,日本からバンコク経由でチェンマイに到着する場合は,経由地バンコク(第一到着地空港)において入国手続きを行い,チェンマイ(最終目的地空港)において手荷物の受取りと通関手続きを行うことになります。なお,バンコク~チェンマイ間の航空機は基本的に国内線扱いのため,チェンマイ到着後は国内線の乗客の流れに乗ってしまいがちですが,航空機を降りた後は,必ず「International(国際線)」の表示(案内)に従って進み,荷物の受取り等を行ってください。国内線の乗客の流れに乗ると国際線到着ラウンジで荷物の受取りができなくなってしまいますので注意してください。
 
3 マレーシア北部のランカウイ島から,近接するタイのアダン島へ旅行する際に,国境を越えるにもかかわらず,タイへの入国手続を行わない旅行者がいます。このケースは,たとえ不注意であってもタイへの不法入国となり,タイ警察の摘発対象となりますので本人がパスポートを携行してタイのサトゥーン県の入国管理局に直接赴いて入国手続を行ってください。

4 陸路国境の出入国ポイントでは,旅行者がタイ入国時に入国審査の窓口を通り過ぎて,入国審査を受けずに入国してしまったり,窓口で手続を行ったにもかかわらず,担当官が入国印を押し忘れるようなトラブルが発生しています。あとになって入国印がないことに気づいた場合は,入国手続をした入国管理局まで直接赴き,改めて入国手続きを行う必要が生じます。また,気づかずに出国しようとした場合等,状況によっては,不法入国とみなされ罰金が科されます。さらに状況によっては,当局に身柄を拘束される可能性もありますので,特に陸路入国の場合には,その場で入国印を確認するように心掛けてください。

5 旅行代理店の中には,「VISA EXTENTION(ビザの延長)を請け負います。」等と宣伝し,「本人はタイに居ながらにして,30日無査証滞在の延長を代行し,パスポートのみ出入国したことにする。」等と説明を受けて,パスポートに偽造のタイ出入国スタンプを押され,タイから出国する際に不法入国とみなされ,当局に拘束・逮捕された事案も発生していますので,そのような業者は絶対に利用しないよう注意してください。

6 タイの外貨管理上,持込額については,通貨種別を問わず2万米ドル相当以下に規制されています(これを超えた金額持込時は,スワンナプーム空港入国税関12番カウンターにて申告が必要になります。)。また,現地通貨の持出しは5万バーツまで(例外として,ラオス,ミャンマー,カンボジア等の国境が隣接している国へ出国する場合は,50万バーツまで(参考:2014年4月現在,1バーツ約3円),また外貨の持出しは2万米ドル相当まで可能です。
 なお,出国時に外貨を2万米ドル相当額以上所持していると,タイ国内で労働・収入行為があったとみなされ,課税又は没収される可能性がありますので,そのような場合は,上記のとおり持込額を入国時に申告しておく必要があります。(出国時の申請場所は,スワンナプーム空港の場合,4階VATリファンドオフィス内となります。)

7 タイにおいては,薬物犯罪を厳しく取り締まっており,麻薬・違法薬物の所持はもとより,持ち込み,持ち出しは厳禁であり,これに違反した場合には厳罰が科されます。
米,植物,果物はタイ国内への持ち込みが規制されています。
 また,象牙など,ワシントン条約で規定されている規制品及び仏像等の持出しについては輸出証明が必要です。なお,チャトチャック市場(ウィークエンド・マーケット)等で,昆虫,は虫類,小動物を購入して持ち帰ろうとする日本人がいますが,「森林動物保護法」違反として,検挙されるおそれがありますので,事前に保護対象の生物であるかどうかを,タイ税関等に確認する必要があります。

8 タイ物品税局では,免税(納税シールのない)たばこの不法所持で当局により摘発された者に対し高額な罰金を科しています。免税(納税シールのない)たばこについては,紙巻きたばこであれば200本(1カートン),葉巻等であれば250gまで,また酒類については1リットルまで免税での持ち込みが認められます。これら免税たばこや酒類等を,規定量を超えてタイ国内に持ち込もうとした場合,税関検査で摘発されると高額な罰金を科せられるほか,物品も全て没収されますので十分注意してください。なお,摘発を不服として罰金支払を拒否した場合や罰金が支払えない場合には裁判となりますが,その間,身柄を拘束されることもあります。

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